"x'mas" Dec 06, 2004
歌は世に連れ、世は歌に連れ。ロッテ歌のアルバム。こんばんは、司会の玉置弘です。知らんか。歌はヤバイね。完全に自分が生きてきた人生と連鎖してるから。昔、オヤジたちがテレビの懐メロ番組とか見てたけど、その姿みる度に「あー古くせーなー、懐メロ見るようになったら終わりやね」、なことを思ってた訳です。だけど今になって思えば、それは歌が懐かしいんじゃなくてその頃の自分を思い出して懐かしんでいたんだね。この季節、FMからは数々の名クリスマスソングが流れてくる。特にLAST CHRISTMAS(WHAM!)には弱い。学生の頃、いつも一緒にいた彼女との時間を思い出してしまう。クリスマスだからといって僕は何も特別なことをしない男で、それはそれは彼女にしたら寂しかったんだろうなと今頃思ってたりする。指輪とかネックレスとか、何もプレゼントなんてしなくてね。子供が買うような赤いサンタのブーツにお菓子が入ってるような、そんなのだけ買って「はい」って渡してた。クリスマス会で騒ぐ時も、当時の友人連中たちといつも一緒だったし、二人だけでゆっくりと過ごした思い出がない。ある年のクリスマス、既製品を買うのが嫌いだった僕は、1つのカセットテープを作った。自分でアレンジした「きよしこの夜」をギターで録音したテープ。それを渡した。反応は覚えてない。数年付き合って別れてしまったけど、友達経由で再会する機会があった。僕はあのときのテープってまだあるん?と聞いてみた。少しの間のあと、あるよと返事が返ってきた。その少しの間のあと、心の中に残ってるよと彼女は付け足した。その時、彼女はもう結婚してたから。あれもう一度聞きたいなぁ。絶対涙出るな。まぁいいか過去は。
子供の頃、僕の家では必ずチキン料理でクリスマスを祝っていたような気がする。自分では覚えてないのだが、その当時の写真が実家のアルバムに残っている。とても幸せそうな家族写真が残ってる。キラキラの三角帽を被り、母が編んだ暖かそうなセーターを着ている僕がそこにいて、それは幼稚園ぐらいだろうか、よくわからないが全てが幸せそうに写っている。父も母も笑っていて、赤く色褪せたカラーがとても温かく感じる。色褪せないデジタルよりも、僕は時代を感じさせながら色褪せてゆく写真が好きだ。そしてまた自分もそんな写真を残しておきたいと思う。
年をひとつとるたびに、思い出もまた増えてゆく。年を重ねるのもまんざら悪くはないよね。
